ベンロマックはどんなお酒?定価や評価、オススメの飲み方を解説!

ベンロマックはどんなお酒?定価や評価、オススメの飲み方を解説!

ー目次ー

  1. ベンロマックはどんなお酒?
  2. ベンロマックの定価と価格推移
  3. ベンロマックの評価
  4. ベンロマックのオススメの飲み方は?
  5. ベンロマックを飲んでみたレビュー
  6. ベンロマックとは?
  7. ベンロマックの種類と違いは?

ベンロマックはどんなお酒?

生産国:イギリス

地域:スコットランド

蒸留所:ベンロマック蒸留所

オーナー:ゴードン&マクファイル社

シングルモルトウイスキー

容量:700ml

度数:43度

:淡い琥珀色

:シェリー樽熟成特有の甘いフルーツの香りが特徴
※シェリー樽塾生とは、一度シェリー酒の貯蔵に使われた空き樽を、再利用してウイスキー原酒の貯蔵に使用するものです。目的としては、樽内での熟成段階でウイスキーに香味やコク、余韻を与えるためです

:クリーミー、ベイクドオレンジの甘み、熟したリンゴ、モルト、プラム、ジンジャーのスパイシー、ダークチョコレート、カモミールのハーブ

スモーキー:アイラモルトのような上品なスモーキーさ

熟成:バーボンバレル80%、シェリーホグスヘッド20%、最後の1年をファーストフィルのオロロソ樽にて熟成

ベンロマックの受賞歴

ベンロマック 10年・インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション 2022 金賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2021 最優秀金賞
・インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2020 金賞
・スコッチ・ウイスキー・マスター 2020 金賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2020 金賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2018 部門別金賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2017 部門別最優秀賞
・ブリュッセル国際コンクール 2017 優秀金賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2016 部門別金賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2016 最優秀金賞
・アルティメット スピリッツ チャレンジ 2016 最優秀賞 100点満点中95点
・キャセイパシフィック 香港 インターナショナル 2015
 ワイン&スピリッツ コンペティション 金賞
・スコッチ・ウイスキー・マスター 2015 金賞
・インターナショナル スピリッツ チャレンジ 2015 銀賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2014 部門別金賞
ベンロマック 15年・インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション 2022 金賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2021 最優秀金賞
・スコッチ・ウイスキー・マスター 2020 金賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2020 最優秀金賞
・ウイスキーエクスチェンジ社 2020 ウイスキー部門最優秀賞
・ブリュッセル国際コンクール 2018 金賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2018 スペイサイド地区シングルモルト最優秀賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2018 部門別最優秀賞
・ワールド・ウイスキー・アワード 2016 部門別金賞
・ウイスキー・マガジン 2016発刊130号推奨 2016
・アルティメット スピリッツ チャレンジ 2016 100点満点中94点
ベンロマック 21年・インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション 2022 銀賞
・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2021 最優秀賞

ベンロマックの定価と価格推移

定価:定め無し

希望小売価格:6380円

店頭販売価格目安:4370円~4840円

価格推移:以下の年表を参照

ベンロマックの評価

:7点
甘みとクリーミーな中に、ほのかな渋みのバランスがとても上品。

:8。
点熟したフルーツの香りが先立ち、スコッチのピート香が後から追いかけてくる。フィニッシュは抜けのよいソフトスモーキーとシェリー樽の余韻。一口の満足度が高い。

スモーキー:8点。
ソフトスモークでクセがなくシンプルで抜けがよい。

度数:6点。
43度と一般的

コストパフォーマンス:9点。
完成度の高い味と香り、価格帯も手ごろで良い。

総合評価:39/50。比較的良い。
強めの甘み、弱めのピート香、ソフトスモークでスコッチウイスキー初心者にオススメ。

ベンロマックのオススメの飲み方は?

【ストレート】 ★★★★★

【水割り】   ★★★★

【ハイボール】 ★★★★

【ロック】   ★★★★

ベンロマックを飲んでみたレビュー

パッケージ・化粧箱は8冠を推したもの。
8冠の詳細は受賞歴参照(受賞項目の年数違いは含めず8項目)

化粧箱ラベルはベンロマック10年のもの。

“ベンロマック流の手づくり、私たちは、ウイスキー愛好家の家族が所有する伝統的なスペイサイドの蒸留所で、真の特徴を備えた正しい方法でシングルモルトを製造することを目的としています。私たちは物事をシンプルに考えています。スペイサイド シングル モルトはファーストフィル樽のみで熟成され、ほのかにスモーキーな特徴を備えています。必要なのは、大麦、水、酵母、そして人の手の4つの要素だけです。私たちの樽はすべて手作業で充填され、ひとつひとつ計量され、手作業で刻印され、伝統的なダンネージ倉庫に保管されています。その理由は?ベンロマックでは、手作業によるウイスキーづくりが本物の個性を保証すると信じているからです。”

JANコード:5020613023680

商品本体。
透明のビンの中には綺麗な琥珀色。

ネック部分は真っ赤なアルミ。
色合いはメーカーズマークに近い印象。

表のラベルシールは化粧箱正面と同様。

裏のラベルシールは日本語で詳細が書かれている。
輸入業者はジャパンインポートシステム。

商品上部にはネック部分から続く真っ赤なアルミ。

BENROMACHの文字は押し出しの立体文字。

ネック部分のアルミをはがす。

切れ込みがあるので爪でカリっと引き出してから引っ張っていく。
アルミなので指を切らないように注意。

アルミをはがせたらコルクが見える。
上部は先ほど同様にBENROMACHの文字。今度は押し出しの立体文字ではなく印刷。
コルクが短く、簡単にポンっと抜けると同時に甘み・スモーキー・ピートが楽しめる。

開封時に一番たのしいのはコルクを抜いた瞬間の香りからの第一印象。

注いでみると香り立つ。
遠くでは熟したフルーツやチョコレートのような甘みが感じられる。
近づくとほんのりスモーキーさとツンとしたピート香が僅かに感じられる。

色は綺麗な琥珀色。樽の色味が溶け出してしっかりと深いコクに繋がっている。

常温ストレートで一口。
甘い!ピート香の嫌味もない。スモーキーは抜けよくしつこくない。
シェリー樽の余韻が少し、後口はほんの僅かに渋みを感じて消えていく。最初の1口だけでも十分に楽しめる。
これはハイボールにも活きそうだ。

続いて水割り(トワイスアップ)
ベンロマック:常温水=1:1
水割りのほうがより甘みを強く感じられた。
スモーキーさとピート香が控えめになった分、甘みが目立った印象。
スコッチのクセが抑えられて飲みやすくなった分、ストレートとはかなり違った印象になった。こちらもオススメできる飲み方。
スコッチ初心者や甘味好きな女性などには高い評価が得られそうだ。

ハイボール
ベンロマック:ソーダ=1:4
スモーキーさが強くなった。ピート香は僅かに感じる程度。
甘みもそこまで強くはなく、炭酸がほどよくまとめてくれている印象だ。
飲みやすくてガンガン行ってしまう感じ。映画を見ながら飲んでいて、気づいたらベンロマックが随分減っていた…。

最後にロック
まろやか。ストレートでは強めだったアルコールも溶けだした氷と温度変化によってまろやかな印象になった。
ロックは徐々に味の変化を楽しめるというメリットはあるものの、ベンロマックは繊細で、好みの味を通り過ぎるのが早そうだと思った。

個人的には、ベンロマックは繊細で複雑、上品で変化に敏感。
オンザロックよりもトワイスアップに近い飲み方で、常温水の調整で自分好みの味をキープして飲みたいと思った。
やはりオススメはストレートだが、スコッチのクセに慣れていない方やアルコールの強さが気になる方は水割りがオススメ。
ハイボールはガンガン飲めてしまって逆にコストパフォーマンスが下がりそうな印象。

オススメの飲み方をまとめると。
ストレート   ★★★★★
水割り     ★★★★☆ 
ロック     ★★★★
ハイボール   ★★★★

どの方法で飲んでも美味しい!という結論。
好みで飲み分けてもらうしかないという参考にならないレビュ―になってしまった。

ベンロマックとは?

ベンロマックとは、ベンロマック蒸留所で作られたスコッチウイスキーです。

・ベンロマックの意味

英語では「BENROMACH」と表記されます。

ベンロマックの意味は「草木の生い茂った山」です。
Benは「山」
Romachは「毛羽(けば)立ったような」

・ベンロマックの歴史

ダンカン・マッカラムとF.W.ブリックマンは1898年にベンロマック蒸留所を設立しました。
ダンカン・マッカラムは以前、キャンベルタウンのグレンネビス蒸留所で働いていたことがあります。
ベンロマック蒸留所の建設工事は1898年に開始されたが、1898年のスコットランド・ウイスキー産業の不況により、蒸留所のウイスキー生産開始は1900年、資金不足により同年閉鎖された。

1911年、ベンロマックはロンドンのハーベイ・マクネアに買収され、第一次世界大戦が勃発するまで蒸溜を続けていた。
戦後、ベンロマックはベンロマック・ディスティラーズに買収され、1925年までこの新しい民間会社によって運営された。
その後、1966年から1974年にかけて近代化され、1983年に閉鎖されるまで操業されました。

1993年にゴードン・マクファイルがこの場所を取得し、1997年に蒸留所の再開に向けて作業が開始されました。
一人で操業できるように、蒸留所の設計に小さな工夫を凝らしました。
そして1998年、チャールズ皇太子によって蒸留所が正式に再開され、2004年にニューモルトのボトリングが開始されました。

2014年のワールド・ウイスキー・アワードで、ベンロマック10年は「ベスト・スペイサイド・シングルモルト・ウイスキー-12年未満」部門で金賞を受賞しました。

ベンロマックの種類と違いは?

10年(新ボトル・旧ボトル)

ベンロマック10年 700ml 43% ウイスキー シングルモルト

ベンロマックの標準:スタンダード(4500円前後)

15年(新ボトル・旧ボトル)

ベンロマック 15年 ウイスキー シングルモルト スペイサイド スコットランド

ベンロマックの上位:ハイエンド(11000円前後)

21年

ベンロマックの最上位:フラッグシップ(22000円前後)

オーガニック

オーガニックだから美味しい訳ではなく、正しくは「美味しい上にオーガニック基準をクリアしているボトル」

ピートスモーク

フェノール値47ppmというかなりピートが効いたスモーキーフレーバー全開のベンロマック。

35年
閉鎖前に作られた貴重な原酒。40年
35年同様、閉鎖前に作られた原酒。

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