世界5大ウイスキーのおはなし

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前回ウイスキーの飲み方をご紹介した流れで、世界5大ウイスキーのおはなしをしようと思います。

芳醇な香りや力強い味わいを楽しめるウイスキーは、日本でもすっかり人気のお酒ですね。

アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本のウイスキーは、世界5大ウイスキーと呼ばれ、世界中で親しまれています。

各産地の歴史や特徴を知っておくと、ウイスキーの飲み比べがもっと楽しくなると思います。
かんたんにまとめていますので、読み流してみてください ♪

世界5大ウイスキーの歴史と特徴

ウイスキーづくりの始まりは、紀元前6000年頃といわれています。
アイルランドやスコットランドでのウイスキーづくりの歴史はとても古く、有名な銘柄も多いですね。

最近では、新しい試みによって、産地ごとの香りや味の特徴が薄れてきているともいわれますが、昔ながらの伝統は大切に受け継がれています。

①アイリッシュウイスキー(アイルランド)

アイルランドはウイスキー発祥の地で、スコットランドよりも古い歴史を持つといわれています。

18世紀末には非常に多くの蒸留所があり、世界のウィスキーのうち半数以上をアイリッシュウイスキーが占める時代もありました。ところが、1919年のアイルランド独立戦争や、1920年のアメリカ合衆国での禁酒法施行をきっかけに、スコットランドに市場を奪われてしまいます。

その後、少ない蒸留所で復活に挑み、徐々に活気を取り戻してきました。近年では新しい蒸留所が建設されたり、新しい銘柄が誕生したりしているため 再び注目が集まっています。

アイルランドウイスキーは、口当たりがよく、穀物の風味が豊かで、飲みやすい正統派の味わいが特徴です。
今後も新しいアイリッシュウイスキーの誕生に期待が高まります。

②スコッチウイスキー(スコットランド)

スコットランド地方で生産されるスコッチウイスキーは、ウイスキーの代名詞と呼ばれるほど有名で、1000年以上にもわたり人気を集めています。
年間をとおして涼しく気温差が少ない気候が、ウイスキーづくりに最適な環境なのです。

スコッチウイスキーの産地は、アイランズ、スペイサンド、ハイランド、アイラ、キャンベルタウン、ローランドの6つ。
産地によってウイスキーの特徴が異なります。一般的には、スモーキーな香りや、芳醇な味わいが楽しめるのが特徴です。

スコットランドでも近年では新たな試みが増えたり、蒸留所がさらに増えたりしているため、製品も多様化しています。

③アメリカンウイスキー(アメリカ)

アメリカ大陸でのウイスキーづくりは、アイルランドやスコットランドからの移民たちが始めたといわれています。17世紀頃から始まり、長く伝統を受け継がれています。

アメリカンウイスキーは、ケンタッキー州でつくられる「バーボンウイスキー」が代表的です。
他国のウイスキーと異なる特徴は、トウモロコシを主原料としていること。

穀物の風味が豊かで、自然が育んだ甘く華やかな香りが特徴です。 味には独特の力強さを感じられます。

④カナディアンウイスキー(カナダ)

カナディアンウイスキーは日本ではあまり多く販売されていないので、馴染みがない方も多いかもしれませんが、スコットランドに次いで世界2位の生産量です

カナダはもともとイギリス領だったことから、イギリスからの入植者が古くからウイスキーを飲んでいたといわれています。カナダでのウイスキーが始まったのはアメリカ合衆国の独立戦争後で、アメリカのウイスキー誕生よりも後です。アメリカの独立に反対するイギリス系の農民が、カナダに渡って穀物の生産をはじめ、ウイスキーづくりが始まりました。

カナディアンウイスキーは香りが軽快で、甘くなめらかな味わいです。飲みやすいウイスキーなので、飲み慣れていない人にもおすすめです。

⑤ジャパニーズウイスキー(日本)

日本のウイスキーの歴史は他の4カ国と比べると浅く、蒸留が始まったのは1923年です。
日本で初めてのウイスキーづくりは、京都郊外の山崎に蒸留所が建設されて始まりました。

ウイスキーの製法はスコットランドに学んだこともあり、伝統的なスコッチウイスキーの製法をお手本に築かれたといえるでしょう。

最近では、新しい蒸留所が増えていて、日本酒や焼酎などのメーカーでもウイスキーづくりを手掛けるようになってきています。
個性的なクラフトウイスキーも販売されているので、ぜひ注目してみてください。

各国のウイスキーを身近に ♪

世界5大ウイスキーについて、歴史や特徴についてかんたんにご紹介しました。

アイルランドやスコットランドでの歴史が古く、そこから世界中に伝わったことが分かります。
歴史や特徴を知った上で飲み比べてみると、お酒って面白いですよね。

ウイスキーは、10〜20種類以上の特徴が異なる原酒を組み合わせてつくられているので、産地によって特徴が違い、それぞれの個性を感じられます。

各産地のウイスキーをいろいろな飲み方で味わってみてくださいね ♪


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ライター/はるね

大阪在住。珈琲とビール、サウナなしでは生きていけないライターです。 学生時代に一夜干しと焼酎を出す居酒屋でバイトをしたことをきっかけにお酒にはまり、お酒は友達だと思っています。 ずっと好きでいたいので、飲んでも飲まれないことがポリシーです。お酒の魅力が伝わるような楽しい記事をお届けしたいと思います。

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