コンビニで買える「バランタイン ファイネスト」をレビュー
善波社員K
こんにちは!善波スタッフです(^_^)
最近、近所に美味しい焼き鳥屋さんを見つけてしまったので、次はいつ行こうか考え中です♪
これまでお酒と言えば日本酒を飲むことが多かったのですが、最近僕の中でもようやくウイスキーブームが到来したようです。
居酒屋ではジャックダニエルの水割りや角ハイボールなんかは飲んでいたこともありますが、家でじっくりと香りやテイストを感じたいと思い、家飲み用として今回は王道中の王道でもある『バランタイン ファイネスト』を購入してみました!
初心者ならではの感想を是非お楽しみください(^O^)/
ー目次ー
- バランタイン ファイネスト 40度 700mlを選んだ理由
- バランタイン ファイネストとは?
- 実際にバランタイン ファイネストを飲んでみたレビュー
- バランタイン ファイネストのキーモルト
- バランタイン ファイネストの評価
- バランタインシリーズの種類
- バランタイン ファイネストの飲み方
- バランタイン ファイネストのFAQ
- まとめ
バランタイン ファイネスト 40度 700mlを選んだ理由
僕が初めの一本に選んだのが、こちらの『バランタイン ファイネスト 40度 700ml』
通称「バラファイ」です。
まずはウイスキー入門として、いきなり熟成年数の長い高価な銘柄やアイラなどのピート香が強めの物には手を出すべきではないと思いました。
そこで、2000円前後の価格帯でクセが強くない甘味のあるウイスキーは何かないだろうかと物色していたところ、『バランタイン ファイネスト』が目に飛び込んできたのです!
バランタインと言えば、言わずと知れたブレンデッド・スコッチの代名詞的な存在ですよね。
単純にビジュアルが気に入ったということもありますが、歴史のある銘柄でありながら手が出しやすい価格、それでいてチープさを感じないこの風格に惹かれ自然と手に取っていました。
特に目を引いたのが、この紋章!!
バランタイン社がウイスキーづくりで最も重視すべき職人芸と伝統の結びつきを紋章化したもので、中央の盾は4分割され、各部分に大麦の束、清流、ポットスチル、そして熟成用の樽という、スコッチ・ウイスキー蒸溜の4大要素が描かれています。
英国では、紋章は紋章院が厳格に管理しており、現在では企業がこのような複雑なデザインの紋章を与えられることはなく、ウイスキーづくりの伝統を重んじ歴史を紡いできたバランタイン社だからこそ認められた誇り高き名誉なのです。
と、分かった風な言い方をしておりますが、手にした時は全くそんな知識はありませんでした(笑)
それでもこういった背景を知ると飲む際に思い入れが増しますよね!
ちなみにこのV字にデザインされたラベルはシェブロンシェイプ ラベルと呼ばれ、紋章学では「保護」と「信頼できる働きを成した建築家」を意味するそうです。
バランタイン ファイネストとは?
それでは、このバランタイン・ファイネストとはどのようなウイスキーなのでしょうか?
数あるバランタインの中でも定番ラインとして世界中の人々から親しまれているボトルですね。
あまりにも有名すぎてご紹介するまでもないかと思いますが、公式サイトでは以下のように紹介されています。
『世界中でバランタインが好まれる最大の秘密は、ブレンドにあります。
スモーキー香や木香を強めて個性とするのではなく、どこまでも豊かでなめらかな風味を求めて40種類におよぶモルト原酒をブレンドしたスタンダード・スコッチ。それが、ファイネスト。
ライトでもヘヴィーでもなく、飲むほどに魅了される気品を備えたスコッチ。』
色合い | 黄金色 |
香り | バニラ、蜂蜜を思わせる甘く華やかでバランスの良い香り。 |
味わい | どこまでも豊かでなめらかな味わい。 |
フィニッシュ | 複雑でまろやか。 |
容量 | 希望小売価格(税抜き) |
200ml | 640円 |
700ml | 1,390円 |
1000ml | 2,100円 |
1500ml | 3,200円 |
ふむふむ。
スモーキー香が主張するような個性タイプではなく、甘味のある香りに、なめらかな味わいということが分かりますね!
まさにウイスキー初心者である僕が求めていたウイスキーです。
また、このバランタイン・ファイネストは、世界的な酒類コンペティションにて数々の金賞を受賞しています。
画像引用元:バランタイン公式サイト(https://www.ballantines.ne.jp/)
この華やかな受賞歴だけでもバランタイン・ファイネストのクオリティの評価が高く、世界中の人々から愛されていることが伺えます。
実際にバランタイン ファイネストを飲んでみたレビュー
それでは、「バランタイン・ファイネスト」を実際に飲んでみた感想を綴っていきましょう!
一般的な700mlボトルですので、家飲みにはちょうど良く、棚に飾っておくだけでも様になるビジュアルです。
我が家にお酒のボトルが増えていくのが地味に嬉しくなります(笑)
ボトル側面にも「バランタイン・ファイネスト」のロゴがデザインされていて非常に上品なイメージが感じられます。
バックラベルには商品の説明やスペックなどが記載されています。
バランタインの輸入元はサントリーグループです。
ボトルキャップはスクリューキャップで、開けると早速ウイスキー特有の芳醇な香りが漂ってきます。
バランタイン・ファイネストは、熟成年数が浅いため開栓直後はアルコールの香りが残っていますが、時間の経過とともに香りが落ち着いてきました。
では、まずはストレートで味わってみましょう!
グラスに注いだ時の印象は、わずかにとろみのある重たさを感じました。
色味は、甘味のありそうなきれいな黄金色で、眺めていると早く味わいたいと思わせられるような色合いです。
ちなみに、なんだか可愛いらしいグラス使ってるなぁとお気づきになられた方!!
実はこれ、僕がサンドブラストで制作したグラスなんです(笑)
自作のグラスで飲む一杯は格別ですね(^^♪
肝心の味わいについて話を戻しましょう!
まず、口に近づけた瞬間にバニラのような甘美な香りが魅了してきます。その後、鼻の奥にわずかに樽のウッディーさが抜けていき、モルトをブレンドして熟成されてきた物語などを想像してしまいました。
口に含むと蜂蜜やキャラメルの様なまろやかな甘さが広がりつつ、かすかな苦みも感じられました。
また、やはり熟成期間が浅いためか多少のアルコール感が口に残ります。
ただ、とても豊かな味わいでクセがないので、個人的には非常に飲みやすいウイスキーだなぁという印象です。
これならスコッチウイスキーの入り口としては最適なのではないでしょうか!
バランタイン・ファイネストが持っている素材をストレートで楽しんだところで、次は水割りに挑戦してみました!
水割りにすると、まずストレートで感じた甘美で華やかな香りは弱まり、ほのかにフルーティーで爽やかな印象に変化していきます。
味わいもバニラや蜂蜜の様な甘味は控えめになり、アルコール感も気にならなくなるのでさらに飲みやすくなって、ついつい飲みすぎてしまいます(;’∀’)
その他、時間の経過とともに味わいに深みが出るロックや爽快感のあるハイボールで飲むのも美味しそうですよね!
飲み方は人それぞれですが、個人的にはストレートもしくはロックで飲んだ方がバランタイン・ファイネストの持っている甘味や芳醇な香りを楽しめるのかなぁと思います。
このように飲み方で楽しみ方を変えられるのもウイスキー沼にハマる要因なんだろうと痛感しました…
そして、数々の受賞歴を持ち、バランタインのスタンダードとして長年愛され続けてきたのも納得です。
バランタイン ファイネストのキーモルト
バランタイン・ファイネストを口にして感じた、どこまでもなめらかで豊かな味わいの秘訣は、やはり40種類ものモルト原酒をブレンドしているからでしょう。
ブレンデッドウイスキーを作るうえで欠かせないのが【キーモルト】です。
このキーモルトとは、モルト原酒をブレンドする際に核となる味わいのシングルモルトのことを指します。
バランタイン・ファイネストのキーモルトは以下の通りです。
【ミルトンダフ】
ミルトンダフは、スコットランドのスペイサイド地方にあるミルトンダフ蒸留所で製造されているシングルモルトウイスキーです。
全体的に花を彷彿とさせるフローラルでクリーミーな香りが特徴で、クセの無い心地の良い甘さが口に広がります。
【グレンバーギー】
スコットランドのスペイサイド地方でつくられているシングルモルトウイスキー。
りんごや洋梨の香りにナッツの香ばしさを併せ持っているのが特徴的。
甘くフルーティーでハチミツのような味わいが広がり、長い余韻を感じられる伝統的なスペイサイドウイスキーです。
【ロングモーン】
ロングモーンも上記の2種と同じく、スペイサイド地方にあるロングモーン蒸留所で製造されているシングモルトウイスキーです。
マンゴーのフルーティーな香りとトフィーのミルキーな香りが特徴的。
ジューシーな洋梨の風味、飲んだ後に残るアメリカンオークバレル由来のオーク香が絶妙なハーモニーを奏でます。
ちなみにこのロングモーン蒸留所は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏が修行した場所でも有名ですね。
この3種類のキーモルトの特徴を見れば、バランタイン・ファイネストの味わいと香りがいかにして構成されているのかが納得できますね!それと同時に自分の舌の感覚が間違ていなかったんだとちょっと安心しました(笑)
バランタイン ファイネストの評価
ここまでバランタイン・ファイネストについて色々とご紹介してきましたが、気になる実際の世間の評価はどのようなものでしょうか?
- ブレンデッドスコッチの代表格ともいえるブランド力。
- バランタインシリーズの中でもスタンダードな位置づけ。
- 1000円台前半とコスパが非常に良い。
- クセが無くクリーミーな味わいで初心者にも最適。
これらのスペックを考慮すると高評価だと予想しますが…
Amazonのカスタマーレビューを見てみましょう!
こちらのAmazonカスタマーレビューを見てみると、2569件で4.2と比較的高い評価を得ているのが分かります!
レビュー内容を確認してみると、
飲みやすく、風味豊か。なのに激安。 ジョニ赤と双璧をなす逸品だと思っています。 個人的にはジョニ赤よりマイルドな気がするのでバランタインファイネストの方が好みですね。
スタンダードクラスのブレンドスコッチの中で、バランタインは頭一つ上ですね。同価格帯のブレンドスコッチにはない、複雑な香りと風味があります。
香りが良く癖もなくてとても美味しいです。濃いめのハイボールで頂いてます。
味良し香り良し値段良し。変なくせも飲みにくさもなく最高です。
といった感じで評価の高いコメントが多いです。
中には、やはり「アルコール感が気になる。」「特徴がない。」などという意見もちらほらあり、ウイスキー愛好家には物足りなさが感じられる部分もあるのだろうと思います。
ですが、総じて満足度は高いように見受けられました!
実際に僕がレビューを付けるとしても星5つを選ぶくらいバランタイン ファイネストに満足しています。
やはり、美味しい、安い、飲みやすい、というのがリピートに繋がりますし、近所のスーパーやオンラインショップで気軽に買えるといった点からも、高評価を得られているのでしょう。
バランタインシリーズの種類
バランタイン・ファイネスト以外にも、当店で扱っているバランタインシリーズをご紹介!
■バランタイン ブルー 12年 700ml 40%
「バランタイン12年」は、熟成年数12年以上の原酒を40種類以上ブレンドした銘柄。
あざやかな黄金色をしていることから「スコッチの宝石」とも称されています。
バニラや蜂蜜のような芳醇で甘い香りと、クリーミーで複雑な風味が特徴。キレのある、上品な味わいが魅力です。
■バランタイン 7年 700ml 40%
バランタインAgedシリーズの出発点とも言える銘柄。
7年以上熟成させたスコッチ原酒をバーボン樽で後熟させています。
長期熟成のスコッチ原酒のまろやかさと、バーボン樽由来の芳醇な香りが楽します。
■バランタイン 17年 700ml 40%
1937年の発売以来、揺るぎない地位を誇るバランタイン17年は、スコットランド各地の厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を40種類以上ブレンドした、スコッチウイスキーの代名詞です。
酒齢17年以上の長期熟成原酒が織りなす奥行きの深い気品ある香りと繊細で複雑な味わいが、多くのウイスキーファンを魅了し続けています。
■バランタイン バレルスムース 700ml 40%
内側を丁寧に焼き上げたアメリカンオークの樽でバレルスムース専用にブレンドされた原酒をフィニッシュさせることで、バニラやキャラメルを思わせる甘さの中に、かすかなスモーキーさが感じられる、スムースでクリーミーな口当たりが心地よいクラフト感あるウイスキーに仕上がっています。
洋梨のようにフルーティーで芳醇な香りも楽しめるのが魅力です。
■バランタイン シングルモルト グレンバーギー 12年
バランタインをブレンドする上で中核を担っているシングルモルト。
赤リンゴや洋ナシ、そしてカシスのようなフルーティーさと、ハチミツのような甘美さが醸し出す、バランスがとれたアロマ香るリッチな味わいが特長です。
バランタイン ファイネストの飲み方
昨今のハイボールブームの影響か、やはりみなさんハイボールでこのバランタイン・ファイネストを飲んでいる方が多いようですね。
僕は炭酸が入るとすぐに満腹感になってしまうので、じっくり味わいたい時などはハイボールは避けるのですが、飲み方ひとつで表情が変わるのもウイスキーの魅力ですよね♪
【ストレート】
バランタイン・ファイネストの最もスタンダードな飲み方と言えばストレート。
特徴であるなめらかで芳醇な味わい、バニラや蜂蜜といった香りなど、バランタイン・ファイネストそのものを楽しめる飲み方と言えるでしょう。
心地良い余韻に浸れるのもストレートの魅力です。
【ロック】
オン・ザ・ロックスにすることで、口当たりをさらにまろやかにしてくれます。
バニラなどの甘い香りは活かされつつ、ウイスキーが冷えることでフルーティな香りと味わいを楽しむことが出来るのも魅力的です。
ストレートが苦手な人なら、まずはロックから入ってみるのも良いでしょう。
時間が経つにつれて氷が溶けて味わいが変化していくのも楽しめます。
【ハイボール】
多くの方がハイボールで飲んでいるのではないでしょうか。
ソーダにすることでアルコール度数も和らぎ、口当たりの爽やかさやのど越しの良さがアップします。
ビターな味わいと、フルーティな香りが感じられるようになり、炭酸のはじける爽快感がやみつきになります。
食中酒としてもハイボールは最適ですね。
【トワイスアップ】
常温のウイスキーと天然水を1:1で割るトワイスアップは、バランタイン・ファイネストの香りを堪能したい方におすすめ!
プロがテイスティングの際に利用される飲み方なので、ウイスキーの香りを知るのに最適です。
グラスから立ち昇る芳醇な香りに酔いしれてください。
【水割り】
バランタイン・ファイネストをゆっくりとくつろぎながら楽しみたい方は水割りがおすすめです。
とろけるような味わいを感じつつ、フルーティーな華やかな香りも楽しめるのでリラックスタイムのお供に最適だと思います。
アルコール度も和らぎ、味の邪魔をしないので食事と楽しむのも良いですね!
バランタイン ファイネストのFAQ
Q.バランタイン・ファイネストのおすすめの飲み方はありますか? |
バランタイン・ファイネストは、バニラや蜂蜜を彷彿させる芳醇な香りとクリーミーな豊かな味わいが特徴です。 その特徴を存分に楽しめるのはストレートが最適です。 |
Q.バランタイン・ファイネストの熟成年数は分かりますか? |
スコッチウイスキー法では最低3年以上熟成させたものでなければスコッチウイスキーとして認めらません。 また、12年以上熟成させたものには年数が記載されるため、3年から11年の原酒をブレンドしていることが考えられます。 |
Q.バランタイン・ファイネストのアルコール臭が気になります。 |
熟成年数が浅いため開栓直後は特にアルコールの香りが立つことがあります。 時間が経つにつれて和らいできて気にならなくなりますが、どうしても苦手な方はハイボールや水割りなど割って飲んでいただくと爽やかに飲めると思います。 また、カクテルとして飲むのもおすすめです。 |
まとめ
今回、初めてウイスキーを家飲み用として購入しましたが、このバランタイン・ファイネストは主張が無くまろやかな口当たりなので僕みたいなウイスキー初心者には非常におすすめな一本だと思いました。
また、コスパも良いので普段ウイスキーを飲み慣れている方でもカジュアルな家飲み用として常飲できるのではないかなぁと感じました。
万人受けする味わいは、さすがのバランタインといった感じで、長年愛され続けてきたのもうなずける銘柄でした!
このままウイスキーにハマっていきそうな予感がするので、次回はどの銘柄を選ぼうか今から楽しみです♪
善波社員K
下町生まれの帰国子女です。日本酒が大好きですが、最近はウイスキーにも興味が出てきてしまって困っています(笑) 趣味でガラス細工を制作しています(^O^)
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