思わず二度見!?アメリカのクールなビールのラベル
ライター/浜田庸
山口県出身。アメリカのお酒事情を現地から発信していきます。
アメリカで二人の小学生の子育てと仕事に奮闘中。週末は料理とお酒を楽しんでます。
おもてなし料理とお酒の最高の組み合わせを求め日々精進中。
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ー 目次 ー
【9000以上!?アメリカのビール醸造所】
アメリカのビール醸造所の数をご存知でしょうか?アメリカの醸造協会(Brewers Association)によると2021年時点でアメリカ国内のビール醸造所の数はなんと9,247ヶ所。そしてその数は右肩上がり。同協会によると2015年の醸造所の数は4,847ヶ所でしたので、この6年で二倍近くに伸びているのです。もちろん多くはMicro Breweryと言われる比較的小規模なビール醸造所です。
実際、アメリカの街なかを歩いていると、一見小さな倉庫に見えるところが実はビールの醸造所だったということがあります。レストランが自前でビールを醸造しているケースも多いですね。
さて、そんな9千を超えるアメリカのビールの醸造所。数多くのライバルとなるビールの中からお客さんの手に取ってもらうためにラベルはとても重要です。多くの醸造所が日本ではちょっと見られないような独自のラベルを持っています。この記事では思わず二度見、ジャケ買いしてしまうような個性的なアメリカのビールのラベルを紹介したいと思います。
【その1:骸骨・ゾンビが特徴!なラベルたち】
日本ではあまり見られませんが、アメリカでは骸骨やゾンビを前面に押し出したラベルをよく見ます。まずはこちら。New Belgium BrewingのVoodoo Ranger。IPAを中心に数々の種類のビールを出していますが、ラベルはどれも骸骨。そしてこちらの写真のビールのアルコール度数はなんと9.5%!ラベルに合わせてパンチの効いた高めのアルコール度数となっています。
続いてはこちら。3 FLOYDS BREWINGのビールのラベル。こちらの写真の箱売りビールは全て3 FLOYDS BREWINGから発売されたもの。絶対に女子会ではウケない男臭さを感じるラベルたちです。中でもゾンビを前面に押し出しているZombie Dustのビールの種類は’Undead Pale Ale(不死のエール)’。飲んだらゾンビ化するかのようなネーミングが素晴らしいです。ラベルやパッケージの情報からは味がまったく想像できないところも潔いです。Zombie Dustのアルコール度数は気持ち高めの6.5%です。この箱の前を通り過ぎると毎回ゾンビと目があってしまい、購入する気持ちにさせられます。眼力がありますよね。
【その2:アメコミ風ラベル】
たくさんのアメコミ風ラベルがある中からこれだ!というラベルを選ぶのはなかなか難しかったのですが、まずは日本のテイストをちょっと入れてくれているPipeworks Breweryを紹介します。左のビールの名前は見ての通り、「Ninja vs Unicorn」。忍者がユニコーンを刀で切りつけています。もちろんユニコーンも負けじと全力で抵抗しています。真ん中のビールのラベルはまたしても骸骨ですね。こちらのシリーズも女子会での採用を一切考えていないような潔さがあります。
続いては絵柄がまさしくアメコミといった感じのこちらClown Shoes。ヒーローが戦っている様子がかっこいいですね。写真のビールのアルコール度数は7%前後と高めですね。ちょっとダークなラベル背景がヒーローの活躍を期待させてくれます。
【その3:芸術は爆発!なラベル】
ここではついつい凝視してしまうこと間違いなしのCollective Arts Brewingの前衛的なラベルの紹介です。一番左のラベルではでかい目玉を指でつまんでいます。右から二番目のラベルは目玉がついている心臓。心臓はリアルに血管まできちんと描写されています。心臓の周りに描かれている中心線とグラデーションで心臓に引き込まれてしまいそうです。一番右はいろいろな解釈ができそうです。足の生えた口がスケボーに乗っているようにも見えますし、スケボーに乗っている人の上半身を巨大な口がパクリと食べてしまったようにも見えます。どれもなかなか日本ではお目にかかれないようなデザインではないでしょうか?
【その4:爽やかなラベル】
これまでパンチの効いた一見キツめとも取れるラベルを紹介してきました。もちろんキツいラベルだけではありません。爽やかなラベルだってたくさんあります。この記事の締めに爽やかなSloop Brewingのビールのラベルを紹介します。一番左は小雪の中をサンタクロースがトラックを運転してプレゼントを運んでいます。背景の雪山が抜けるような冬の青空を強調していますね。左から二番目はちょっとなびいた感じの髪が心地よい風を上手く描写しています。爽やかな天気を思い起こさせてくれますね。一番右の青空と虹は見ていて気持ちよくなります。笑顔でビールを飲みたくなる気持ちもよくわかります。ここまで紹介したラベルたちの中で唯一ビールがラベルに描かれているラベルです。
まとめ
個性的なラベルの数々いかがでしたでしょうか?アメリカではビール売り場を歩くだけでもいろいろなデザインのラベルを楽しむことができます。しかも酒屋によって取り扱うビールの種類が違うので、どこの酒屋でも新たな発見をすることができますよ。
デザインに凝っているブリュワリーは頻繁にラベルを変更したり、季節限定のラベルを発売したりします。これは!といったお気に入りが見つかったらすぐにジャケ買いすることをおすすめします!
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ライター/浜田庸
山口県出身。アメリカのお酒事情を現地から発信していきます。
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