【水と日本酒】神奈川阿夫利山と日本酒
伊藤ぽんしゅ
こんにちは!予想以上に涼しくなるのが早く、秋の訪れにわくわくしている伊藤ぽんしゅです。
日本酒の中には「月山」「谷川岳」など、山の名前が冠された種類が数えきれないほどありますよね!
今回は山登りオタクでもある筆者が、好きでたまらない神奈川の名山「阿夫利山」
とその土地の水を使った日本酒を紹介していきます〜!
【阿夫利山とは】
神奈川県の厚木市・秦野市・伊勢原市にまたがる標高1,252mの山。
山頂付近に雨が多く降ることから雨降、阿夫利山と呼ばれるように。
新宿から小田急線で約1時間なので日帰りで行けます!
上社のある山頂からは海が見えます。天候によっては房総半島まで見える日も。
灯台なんてなかった時代、漁師さんたちはこの阿夫利山を漁の時の目印にしていたそうです。
阿夫利山の御祭神は大山祇大神(ツミノカミ)。山の神・海の神、そして酒解神(酒造り)の神としても信仰されています。
【阿夫利山の硬水を使う『吉川醸造』さま】(伊勢原市)
お米を洗ったり加水したりetc、日本酒造りの過程で沢山のお水が使われていますね。なので水によりお酒の性質も影響を受けるようです。
とても簡略にそれぞれ性質と日本酒の特徴をまとめてみました。
ざっくりですが普段料理に使ったりする水道水と、水質が異なってることが伝われば・・・!
もちろん水以外の要素も加わるので一概には言えないとは思いますが、
機会があれば飲み比べてみるのも面白そうです。
(飲み分けできる自信は全くないですが笑)
『菊勇 純米ひやおろし 19』
・原料米 美山錦100%
・精米歩合 65%
・日本酒度 +5
・アルコール度数19度
冬に造られた純米原酒をタンク貯蔵、生詰めされたものらしく。
口に含んだ瞬間は濃厚、後味はスッキリしていてするすると飲めてしまいますが、
度数は高めの19度なのでガツンときます。
食中酒にとっってもいいですね!
深い紅のラベルにあしらわれた彼岸花が秋を感じさせます。
『雨降 桃色純米・かすみさけ』
きょうかい桃色酵母といううす桃色をした酵母を使っているため桃のような色合いに。
かすみ酒の「雨降』のラベル文字は神社の神職の方が書き下ろしたそうです。
・原料米 雄町100%
・精米歩合 90%
・日本酒度 -66
・アルコール度数8度
ふわっっと広がる花や果物の蜜のような香りは濃いめ。複雑な、甘酸っぱい味わいでした。
おりがらみをいただくのは初めてだったのでインパクトが大きかったです・・・!
甘めの日本酒と一口でいっても、本当に多様ですね〜
吉川醸造さんのレシピ『酒粕チーズケーキ』と一緒に。
お菓子作り慣れてない自分でも簡単に作れる初心者向けレシピなので、
お家で酒粕が余っていたらぜひ!
【阿夫利のお水を使った食事】
少し脱線しますが、阿夫利山のお水は日本酒以外にも使われています!
お豆腐も有名ですね〜
阿夫利神社ので出してくれるお豆腐
阿夫利の水を使ったラーメン屋『ZUND-BAR』さま。
伊勢原に来たら絶対に食べてほしい、淡麗系しょうゆラーメンです。
こちらも阿夫利山の水を使っている姉妹店の「AFURI」は
立川や新宿など複数店舗があるので、自然から離れた都心でも阿夫利山を感じられます。
心の目で阿夫利山を思い浮かべながら食べるのです・・・!笑
長い時間を掛けて地下を巡ってきた水の恵み。
好きな土地の水を使ったお酒を飲んでみたり、
または逆に好きになったお酒に使われている水の土地に行ってみたり。
双方向的な楽しみができて面白いですよね♪( ´▽`)
お読みいただきありがとうございました!
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普段はTwitterで飲んだ日本酒の感想を呟いたり、
晩酌してるのでよかったら覗きにきてくださいね(´∀`)→Twitter@伊藤ぽんしゅ
ライター/伊藤ぽんしゅ
登山とお酒をこよなく愛する新米ライター。神奈川県で夫と猫と暮らしています。 旅をしたり山に登ってその土地のお酒を楽しむのが生きがい。 「お酒はあんまり飲まない」という方にももっと広めるため、 お酒にまつわるストーリーやその土地の魅力を、ビギナーの視点でわかりやすく発信していきたいです!
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