アメリカの日本酒オンラインショッピング事情・お値段は?品揃えは?
前回の記事では日本酒がアメリカの街中の酒屋でどのように売られているかをご紹介しました。アメリカにいながらも「あ、今日は日本酒が飲みたいな」って気分の時にふらっと酒屋に立ち寄って日本酒を買うことができます。ただ贅沢を言うともう少し選択肢がほしいって時もありますよね。そんなときの強い味方が日本酒のオンラインショッピングです。アメリカでもなかなかの品揃えですよ!今回の記事ではアメリカの日本酒オンラインショップ事情をご紹介します。
ライター/浜田庸
山口県出身。アメリカのお酒事情を現地から発信していきます。
アメリカで二人の小学生の子育てと仕事に奮闘中。週末は料理とお酒を楽しんでます。
おもてなし料理とお酒の最高の組み合わせを求め日々精進中。
twitter/
ー 目次 ー
そもそも日本酒ってオンラインショッピングで購入できるの?
アメリカでもオンラインショップで日本酒を買うことができます。
たとえば実店舗も持つ大手のアルコール小売業者のTotal Wine & moreのウェブサイトでオンラインショッピングができます。こちらは全米で250店舗以上を展開するアルコール小売最大手の一つ。自宅への配達と近所のお店での受け取りを選ぶことができます。ただし、SAKEに分類されている商品のほとんどはアメリカで醸造されたものであり、日本の酒蔵で醸造された本当の意味での日本酒ではありません。
やはりオススメなのが、日本酒を専門に取り扱っているオンラインストア。この記事では日本酒オンラインストアの中でも特に品揃えが豊富なTippsyをご紹介します。
Tippsyでどんな日本酒が買えるの?
Tippsyのサイトには400を超える日本酒があります。日本酒の取り扱い数では全米最大とのこと。何を買うか迷うほど選択肢があります。しかし、ご心配なく。値段や味はもちろん、酒蔵別に分類されており、自分の好みの通り、簡単に検索することができます。
面白いのはテーマ別に多くのセットが用意されていることでしょうか?アメリカでは日本酒はまだまだ身近なお酒とは言い難い状況です。日本酒選びのための英訳された情報は多くはありません。こんな時にテーマに沿って購入できるセットはありがたい存在でしょう。
例えば「Seaside Set」はシーフード好きの人向けに、魚介と相性のいい渡會本店の出羽ノ雪純米大吟醸と出羽桜酒造の出羽桜桜花吟醸がセットで売られています。またにごり酒のセット、スパークリングセット、寿司好き向きのセットなども用意されており、日本酒の銘柄に詳しくない人でも、飲むときのシーンに合わせてセットを選ぶことができます。
また日本酒の専門家が答えてくれるオンラインチャットサービスもあるので、購入時に迷ったらオススメの銘柄を聞いてみるのも面白いかもしれません。アメリカの通常の実店舗の小売酒屋だと店員さんにあれこれ聞きながら日本酒を選ぶということがなかなかできません。日本酒の専門家に質問できるオンラインチャットサービスもオンラインならではの特典ですね。
Tippsyの日本酒のお値段は?
今回私が実際に購入したのは「佐賀セット」。佐賀の代表銘柄の天吹酒造の天吹、五町田酒造東一、天山酒造の七田の4号瓶3本セットです。お値段は115ドル(日本円で約15000円)。
東海岸の我が家に届いたのは注文から一週間。一週間で届くのは嬉しいですね。しっかりと梱包されています。
そしてどの日本酒にも詳しい情報が書かれたカードが同梱されていました。酒蔵の情報はもちろん、飲み頃の温度がしっかりと書かれているのはいいですね。アメリカでは「日本酒は常に温めて飲む飲み物」といった誤解をされている人もまだいるので、飲み頃の温度の情報は重要です。
それぞれのお酒におすすめのペアリングの食材もカードに記載されています。アメリカではワインを飲む人が多いため、ペアリングを楽しむ文化が根付いています。このカードの情報によって、日本酒を初めて飲む人にもペアリングが楽しめるようになっています
今回はTippsyを紹介しましたが、アメリカでは他にもUmami martやSake Socialなどのオンラインショップでも日本酒を購入することができます。お気に入りのサイトをぜひとも見つけてください。
まとめ
アメリカにいながら400を超える日本酒の中から選ぶことができるのはオンラインショップならではの特典ですね。さすがに飲みたい日に購入というわけにはいきませんが、一週間程度で家まで配達してもらえるのは素晴らしいことです。
今回はTippsyを例にアメリカの日本酒オンラインショッピング事情をご紹介しました。今後もアメリカで日本酒購入の選択肢が増えるといいですね。
アメリカでも人気のオススメの1本
ライター/浜田庸
山口県出身。アメリカのお酒事情を現地から発信していきます。
アメリカで二人の小学生の子育てと仕事に奮闘中。週末は料理とお酒を楽しんでます。
おもてなし料理とお酒の最高の組み合わせを求め日々精進中。
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